珍しくて絶品ナガランド料理。チェンナイで麺類が食べたくなった時にはつい行ってしまうお店。

チェンナイ食べ歩き

チェンナイに長くいると「ラーメンが食べたいなぁ」、「中華食べたいなぁ」となることがあります。本格中華は値段が高いし、インディアン中華はちょっと違う。そんな時はこのNagaRejuFastFoodへ出汁の効いたスープに入った麺トゥクパとモモを食べに行っております。中華料理店ではありませんが美味しいラーメン屋がほぼないチェンナイでは貴重なお店です。お値段リーズナブル。

というわけで入り口到着。ここ入って大丈夫なのかちょっと不安になる。

薄暗い通路の奥がお店です。マフィアのアジトと言われたら信じると思う。

こちらが店内。入った途端に獣臭い匂いに襲われます。匂いがつらい人にはこのお店はおすすめできません。人間5分もすると鼻が慣れて気にならなくなります。壁にはイエス様をはじめナガ族の写真が沢山飾ってあります。ナガランドはキリスト教徒が多いそうで食の禁忌が少なく鶏、豚、牛肉の3つがメニューにあるインドでは珍しいお店です。

ナガ族はナガランドに住む人々の総称で16部族が住んでいるそうです。この前鑑賞したプラバース主演『SALAAR』は架空都市に3つの部族が住んでいましたが、実際に多部族が暮らす地域があると知るとこういうところから着想を得るのかなと思ったり。余談ですが。

まずはフルーツビールで乾杯。何故かパッケージ違いますが同じ味です。微炭酸アップルソーダというところでしょうか。これがくせになる。ノンアルコールです。

ナガランド料理店に焼きそば現る。こちらはポークチョウ。チョウは中国語の「炒面(チャオミエェン)=焼きそば」からきているのでしょう。

ナガランドにはアクネという納豆が存在します。藁でつくるのではなく里芋の葉で発酵させるそうです。これは豚肉と納豆煮。匂いはしっかり納豆。柔らかく煮込まれた豚肉の食感に辛さのパンチと納豆がきいていております。

こちらは私の一押しトゥクパ。出汁とニンニクの効いたスープに麺とモモ(この麺にはいっているのは餃子に近い)が入っていて日本人には親しみやすい味。これが本当に美味しい。ポークは柔らかい食感、ビーフはしっかり肉感を味わえどちらも最高。チキンもありますがいつでも食べやすいチキンをここであえて選ぶ気にならず。

トゥクパはチベット、ネパール、ブータン料理にもあるそうで地理的にも文化が混じりあったのかななどと想像しながらわくわくできます。実際トゥクパはラダックへ行った時に食べたのですが味が違います。

こちらラダックのトゥクパ。スープの色がそもそも違います。ナガランドトゥクパの方が好きでした。一括りにインドと言っても色々な料理があるのが本当に面白い。

ナガランド料理は他にも筍(BambooShoots)、里芋(anishi)などもあります。
もう近所におしゃれカフェとかいらないからこのお店の2号店オープンして欲しい。
ぜひみなさんも珍しいナガランド料理をご賞味ください。

NagaRejuFastFood
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トゥクパ 180ルピー(約160円)

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